今年のGWは2日(土)~6日(水)までの休みで、天候や行事で、山登りに出かけられたのは最終日6日(水)のみ。ブナ林の中を歩きたくて、荒島岳と横山岳を候補に挙げたが、いくら短かったGWとは言え、休み明けに疲れていては顰蹙なので近畿圏で探していると、ご近所の金剛山でニリンソウが見ごろとのことで決定。
カトラ谷沿いに咲いているとの情報は仕入れたが、どこから登るのが最適なのか?よく解らないままに、青崩側から登って下ることに。まあ、人も多いはずなので、何とかなるやろう。
ラッキーにも6:30着で水越川公共駐車場には余裕があり、停めさせていただくことに。
金剛山ファンの方々には申し訳ないが、『爽やかな薫風を背に受け、朝日の木漏れ日芽吹いた青葉たちの初々しさを感じながら、ゆっくりを尾根を登り…」と言いたいところやけど、色気もサッパリなく、ひたすら角度のある道を前に進む。「ああ、しんど。」
セトからは急坂を下る。何度も後ろを振り向きながら「下りに使用で良かった。植林帯の登りって気分も疲れるもんなあー」と。
分岐に到着。ここからはウジャウジャとカトラ谷経由ニリンソウお花畑見学ご一行様がおられるものと思っていたら拍子抜け。おじいさんが一人だけ登って来られた。
でも、その後姿が見えなくなる...セト方面に登って行ったのかな?
それにしても、結構な登りで、足場も良くないよなあ。踏み跡もなくなるし...??? ここをご一行様が登るの? 歩くたびにガレが下に落ちる... ここはさすがにご一行様も登るメインルートじゃないよなあ。このまま登り続けても良いが、万一足をすべさせでもして怪我をして「すみません。GW中に山登りで怪我をしてしまったので、もう少しGW延長します!」なんてありえないもんなあ。
『今日はこの谷を登るのを止めよう。(でも、どのルートを歩くの?えっ?分かってんの?今日はちゃんとした地図持って来てないで...えっ?どうすんの???) 登んのやめるのええけど、下りの方がヤバいで...I'm in a trable.』
『これは危険回避とかじゃなく、そもそも、どこを歩くべきか?分かってないんちゃうの?ああ、恥ずかし...』 何とか滑り落ちることなく分岐ポイントまで生還。 『でもご一行様はどこから登って行かれるのか? どうしよう? ご一行様に出会うまで下ってみようか? そこなら安全やろう。』 でも取った判断はセトまで登り返し。 セトから分岐まで15分かけて下ってきていたが、さすがに挽回モードに入り、10分でセトまで登り返していた。我ながらビックリ!
セトで下って行く2人とすれ違う。 『絶対、この人達は谷を登ってお花畑に行くはず。ついて行けば確実やで。声をかけようかな?』なんて呟くもう一人がいたが、もう一人が諌めた。
セトから山頂方面を目指すことに。さすがに9時も回ると、登る人・下る人にも出会う。ここは間違いなくご一行様もお通りになるルートの一つや。
お花畑には確実を期すため山頂広場から下れば良いが、またまた懲りもせず、地図もないのに、以前読んだ産六さんの山行記録の微かな記憶だけを頼りに72番からカトラ谷に下ろうとしている。完全に金剛山を舐めとる。
でもまさに72番ポストでは1m前を歩いていたお姉さまが右折されたので、私もすかさず右折。カタクリの群生地も知っているし、このルートは使った経験もあるとの事。心強い。それにすごくハッキリとした踏み跡があった。 さすがにカタクリは一輪も残っていなかった。
カトラ谷(と思ってるだけ)に出ると、「えっ?こんな荒れてたっけ?」。それって、ここはカトラ谷ではないと言う事でしょうか??? 『I have no idea... まあ、でも行ってみます。』と言う事で、お姉さまより先に進むことに。
自分でどこを歩いているかわかっていないなんて、他の山では考えられない。なのに前に進もうとしているなんて...
谷を詰めると、何とお花畑が右に左に...『えっ、どういう事?追いついてきたお姉さまと二人しかいない。お花畑はあるのに、ご一行様は?ここはどこ?』
さらに進むとセトですれ違った2人にも出会う。??? 『I see Isee...』 ちょっと上に上がるとお花畑とご一行様が...
どんどん登って来られる。私の疑問はまだ晴れない。まさか皆さん、あの谷を登って来られたわけじゃないですよね? ご一行様達はどこから登って来られたのか聞いてみた。少なくともあの谷ではないことはわかった。
まあ予定通りのルートではなくなったが、無事?第一ミッション終了。次回からはチャンと事前情報収集してから山登りしましょうね。
山頂広場にはすごい数の人。まあ当然の事か。皆さん11時のライブカメラショットに向かってカメラ目線。
このあとは、ちはや園地でお花をタップリ楽しみ、本日の第二ミッション遂行に向け出発。
一ノ鳥居・ダイトレ分岐まで戻り、さらに郵便道を下ることに。どの辺りにイカリソウが咲いているのか?ボンヤリとか知らないのに...
2か所目のガレ場を過ぎた辺りとの記憶はあるが、地図を持って来ていないの、どの程度下れば良いのか? 結構な下り... 下ると言う事は、必ず登り返さないといけない事を意味する。 さすがに30分下って見つけられられなかったら戻ることに。 2か所目のガレ場を過ぎる。『あそこまで行ったら戻ろう。』 『おおっ。ようやく見つけられた...あーしんどかった...』
下りでは見つけられなかったが、帰りゆっくりと斜面を見渡すと、まだ結構残ってた。
すれ違った方が「ピークから1週間くらい過ぎてるかな?また登り返すの?でも見られて良かったなあ。」と声をかけていただく。本当に見られて良かった。見るためだけに30分弱も下がって来たんやから...第二ミッションも完了!
セトへの戻りと同様に、下りより登りの方が早い。如何に下りが下手と言う事か...でも登り返しは相当頑張った。『ああ、疲れた疲れた。フー...』
駐車場まではダイトレ・ガンドガコバをボチボチ下る。途中にもニリンソウのお花畑があった。もう13:50だからなのか?ここには誰もいなかった。
今日は結構歩いた。活動量計は38,000歩になっている。まあ、行ったり来たりしたもんね。
山に登る時はちゃんと地図を持って、事前に学習してきましょうね。
駐車場6:30-登山口6:50-セト7:55-分岐(と思っていたポイント)8:15-(うろちょろ道間違え)―分岐(と思っていたポイント)8:55-9:05セト9:15-72番分岐9:35-9:55お花畑10:25―10:35山頂広場11:00-11:30ちはや園地12:00-郵便道分岐12:35-12:50イカリソウ群生地12:55-郵便道分岐13:10-カヤンボ14:30-水越峠15:05-15:15駐車場