今年のシルバーウィークは何と5連休。この後の仕事のスケジュールを考えるときついタイミングやけど、「休みは休み」と出勤指示もなく、1日は山登りに時間をもらう。
ずっと以前から登りたかった、グラブのオフ会でも日程が合わず、鹿さんの熊に遭遇の記事を見てからビビっていたが、石徹白から三ノ峰に決定。
本当は昼間も暇なので、早めに出発して勝山でも大野でも、ゆっくり散策して晩飯も食べ、早めに登山口で寝たかったが、結局出発させてもらえたのは21時ごろ。これやったら金曜日にダッシュで帰宅してから出発する日と同じやん...
いつもと同じパターンで北鯖江でかけそばを食べ、地道に降りるが、先日の事もあり、夜中に初めての暗い林道を走る気にはなれず、九頭竜湖の道の駅で朝まで仮眠することに。さすがにシルバーウィーク期間中、ほぼ満車状態。朝4時まで爆睡。でも4時は真っ暗けで、石徹白までの1車線の川沿いも、どの程度の断崖の上を走っているか?全く見えずビビりまくり。道の駅で寝た意味ないやん...石徹白から先も真っ暗で、ちょっと躊躇していたら、後ろから浜松ナンバーのランクルが来たので、そのケツを金魚の糞させてもらうことに。ラッキー!でも、ランクルはどんどん差をつけてテールランプが見えるだけになってくる。金魚の糞効果ないやんか...ようやく駐車場に着く。なぜか?ランクルはそのままUターンして石徹白方面に帰って行った。何しに来たんやろう?でもおかげで、石徹白→登山口は、それほどビビることなく真っ暗な中を無事に到着できました。それでもまだ真っ暗なので、ちょっと休憩。
そろそろみんな準備をし始める時間かな?と思ったが、1台を除いて「シーン...」。明るくなって来て分かったが、空の車も多く、どうやらオーナーは山の上でお休みだったようですね。
準備を整え6時に出発。
このルートは1キロ毎にポストが設置され、地図上での現在位置確認とは違う意味で励みになる。でも鹿さんの記録では、この1キロポストの手前で遭遇との事。このポスト見て緊張。
でも、ちょっと手前で携帯が鳴り、悪い電波状態の中、小さくない声で話していたので、熊がいてても逃げてくれていたかな?よくもAUがこんなところで通じたなあ...
おたけり坂を登りきると、ようやく眺望も楽しめるように。でも何で「おたけり」?
最近?(調べりゃわかるけど)リニューアルされた非常にきれいな神鳩ノ宮避難小屋を過ぎると、
もしここがイメージ通りの紅葉になっていれば、どんなに素晴らしいやろう...と思える木が覆いかぶさる区間が現れた。将来再トライしたい候補にリストアップ。実際はどうなんやろう?ね。
4キロポスト辺りからは風景も一変。まずは銚子ヶ峰を目指して笹原を進む。ここまで30分/キロ位。かなり遅い...避難小屋を同時に出発した人がはるか先に小さく見える。
大野方面を見ると雲海が...今日は越前大野城が雲海の上に顔を出してるのかな?あのダケカンバが紅葉してくれてたら良かったのになあ...
ようやく銚子ヶ峰に到着。正面に見えるはずの別山はガスの中です。
登り返しも多く、結構疲れた。距離的には6キロポストも過ぎてるが、この先は標高を稼がないと。
ニノ峰もすっぽりガスの中...
願教寺山・カサノバ谷方面に目をやると、直接は見えないが「あの辺りが刈込池で、あの辺りが登山道で、六本杉で、剣ヶ岩で...」と地形からハッキリ推測できる。特徴的な地形やもんな。知らんかったけど、積雪時には願教寺山に登れるみたい。
別山が見えてきた。
銚子ヶ峰からアップダウンを繰り返し、一ノ峰から登り詰めたが、
ニノ峰は山頂をトラバースしており、単なる登山道の途中って感じ。
二ノ峰を超えるとガスに隠れていない三ノ峰が見えてくる。今日はあそこまで。
ようやく8キロポスト。神鳩ノ宮避難小屋を同時に出発した人が下山してきた。「三ノ峰でタップリ休憩してきました。」如何に私の歩きが遅いか...
出発から5時間もかかって三ノ峰に到着。ここが石徹白から9キロちょうど。30分/キロとしても、かかりすぎ。
三ノ峰は4回目なので、ガスで別山が見えなくてもショックなし。証拠写真だけ取って下山します。はい、ご苦労様でした。
でも思ったよりは紅葉してる感じ。
避難小屋には一組のカップルが食事中。昨日、一里野から登り石徹白に下山する予定の石川県民との事。「北陸には良い山が多くて羨ましですね...」などと話をするが、そのうちに夫婦じゃないことが分かってくる。まあ、他人の事はほっとけば良いが、ちょっと気になる...(石徹白に下山して分かったが、同じ山岳会の仲間で、ペースの遅い女性に男性がエスコートでサポートしてたみたい。石徹白の登山口で多くの仲間に出迎えらていた。だから一里野スタート⇔石徹白ゴールと言うコース設定で、車の心配もしなくていいんや。ええね。)
往路よりは若干ガスの量も減ったので、後ろを何度も何度も振り返りながら下山。
別山上空には若干のガスも残っているが、一ノ峰・二ノ峰・三ノ峰+別山そろい踏み。
登山口では、例の山岳会のメンバーが仲間たちをお出迎え。思ったより多くの人間がいてビックリ。ビビっていた熊にも会わず良かった。
今日は泉質が良いと評判の九頭竜温泉に浸かる。「平成の湯」は満員でホテルの大浴場に回される。源泉は同じなので了解したが、さすがシルバーウィーク。ホテルの大浴場はガラガラだった。本当に良いお湯だった。
高速も混んでいたので夕食場所を探しながらR8を南下してたら、気が付いたら山の中を走っており、そのままR8で敦賀まで出てしまった。運転が未熟なのか?単なる嫌がらせなのか?大阪ナンバーの軽が敦賀までずっと制限速度以下で走り続け疲れた。せめて制限速度近くで走れよ。
もちろん湖西道路も混んでいたので朽木経由さらに大原手前でも混んできたので静原に抜けて帰ってきた。結局、帰りはずっと下道で帰ってきた。そんなに疲れてないけど、お疲れ様でした。
ずっと歩きたかったコースが歩けて良かった。思ったより花も残っていた。何よりも熊に遭遇しなくて良かった。ありがとうございました。
石徹白登山口6:00ー7:35神鳩ノ宮避難小屋7:45ー8:30銚子ヶ峰8:40ー一ノ峰9:30ー10:10ニノ峰10:20ー三ノ峰11:00ー11:05三ノ峰避難小屋11:25ーニノ峰11:45ー一ノ峰12:15ー13:50銚子ヶ峰13:20ー13:50神鳩ノ宮避難小屋13:55ー15:05石徹白登山口